新潟県糸魚川(いといがわ)市中心部で起きた大規模火災は23日午後4時30分、出火から約30時間を経て鎮火した。
県は同日、建物の焼失は部分焼を含めて156棟の計約4万平方メートルで、負傷者は11人に上ったと発表した。周辺の363世帯・744人に出た避難勧告は継続し、23日も50人以上が避難所に身を寄せた。県警糸魚川署は、火元となった中華料理店の鍋の空だきが出火原因とみられると発表した。
総務省消防庁は、建物の焼失面積が3万3000平方メートル(1万坪)以上の火災を「大火」と定義しており、過去40年の住宅火災(阪神大震災、東日本大震災時を除く)では、1976年の「酒田大火」(山形県酒田市、焼失面積約15万平方メートル)以来の規模となる。
読売新聞
テレビのニュース、すごい映像でしたね。
阪神大震災の神戸を少し思い出しました。
たった一軒の鍋の空焚きからあれだけの広範囲の火事になるなんて想像できませんでした。
木造建築の密集地ってあんなに燃え広がるんですね。恐ろしい…
このクリスマス前や年末に、住む家や財産を失った方々は本当にお気の毒です。
そういや、賠償や保障は?
ふと、賠償や保障等はどうなるんだろう?と思ってニュースを見続けていたら、その解説もしていました。
それによると、基本的に「もらい火」での火事は賠償も保障も無いのですね。
知らなかったのでビックリしました。
重大な過失や故意の火事以外は相手に賠償ができなく、出火させてしまった相手の火災保険では保障はされないとのこと。
え?そうだったんだ…
重大な過失というのは曖昧で今回のケースに含まれるかわかりませんが、仮に重大な過失と認められても、実際にすべての被害者に賠償できるかと言えば賠償できる金額ではありませんよね。
自己破産されたら、結局もらえませんしね…
ちゃんと調べた訳では無いですが、ニュースで話されてた事は火災保険はあくまでその家にかけている保険なので、他の家の保障は無いらしいです。
保険の商品によっては出るのもあるらしいですが、出てもお見舞金程度らしいです。
つまり、基本的に保障や賠償が無いのに等しいのが「もらい火」の現実のようです。
今回、自分自身で火災保険に入られていた方は保障を受けられるでしょうが、火災保険に未加入だった人は本当にどうなるのでしょうか…。