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臭いや音は?トヨトミの石油ファンヒーター使用レビュー…LC-32F、NLC-3215E3

4.0

 

2015年の冬のシーズンからトヨトミ製の「LC-32F」と同型の「NLC-3215E3」を使用してきました。

使って分かったことを書きたいと思います。

石油ファンヒーターは、ダイニチ・トヨトミ・コロナの3大メーカーが強いですね。

石油ファンヒーターって、機種別よりメーカーによって特色が強くあるのかもしれません。

石油ファンヒーターって、そんなに進化してないので、今の新機種とそんなに変わらないと思います。

これからの機種選びの参考になれば幸いです。

 

うちの石油ファンヒーター

現在、僕の自宅には3台の石油ファンヒーターがあり、3台とも「トヨトミ」製です。

 

 

機種は「LC-32F」と「NLC-3215E3」という型番です。

ちなみに、「NLC-3215E3」は「LC-32F」とまったく同じです。販売店が違うというだけで、「LC-32F」と同じです。

 

【LC-32F本体横に記載のスペック表】

【NLC-3215E3本体横に記載のスペック表】

 

つまり、僕の自宅には「LC-32F」が3台あるということになります。

 

 

なぜトヨトミ製に統一したのか

石油ファンヒーターを購入するにあたって色々調べた時に、2015年に発売された「トヨトミ」「ダイニチ」「コロナ」の同じくらいの価格でなおかつ同じくらいの能力の石油ファンヒーターを比較しました。

その時に参考にした「価格.com」で比較した機種は、

トヨトミ LC-32F

タンクタンク容量 5L
木造9 畳
コンクリート12 畳
消費電力最大(点火初期に短時間発生):950W/点火時:320W/燃焼時:11W/待機時:0.6W

 

ダイニチ FW-3215S

タンクタンク容量 5L
木造9 畳
コンクリート12 畳
消費電力最大(点火時):390W/燃焼時:98W(大火力時)、52W(小火力時)/待機時:1W

 

コロナ FH-G3215Y

タンクタンク容量 5L
木造9 畳
コンクリート12 畳
消費電力点火時最大:650W/燃焼時:20W/待機時:0.8W

 

僕がぱっと見た時に、

「トヨトミ製が一番消費電力が低い!灯油代もバカにならないから、どうせなら電気代が安いトヨトミ製がいいかも♪」

と思いました。

また、いろいろな情報やレビューを調べたら、トヨトミ製はバーナーの点火方式が他社とは違う為、前年の残った石油に強いということや、他社と比べると匂いはキツイが消費電力が低く、点火時の音が静かだということらしいです。

トヨトミ製の、前年の残った灯油を使用しても壊れにくいというのはいいですね♪

僕はとにかく、「消費電力」と「前年シーズンに残った灯油の使用に強い」というのが決め手になり3台購入しました。

僕が当時、この機種を購入した時は、この「LC-32F」が一番評価が良かったのですが、現在は一番評価が悪くなっていますね… (価格.comでは。)

下記は、僕が比較した3機種の最新版となります。

実際に約2年使ってみてわかったこと

音は静かだと思う

まず点火時。以前使用していたコロナの石油ストーブは、「ジ〜〜」という音が鳴ってからしばらくすると「ボッ」と点火して、少々耳障りだった記憶がありましたが、この機種は静かです。

僕は神経質なほうで、音には敏感なのですが、作動音自体は全体的に静かに感じます。

しかし難点が一つ。

作動音は静かでいいのですが、この機種は運転3時間後に自動で消火するのですが、消火10分前になると2分毎に「ピー」と電子音でお知らせします。

消火時には「ピー、ピー、ピー」とさらにお知らせしてくれます。

これが僕的には就寝時に起こされてしまい、不満です。

本体自身の作動音は静かなので、この点は残念です。

でもま、他の機種やメーカーでも一緒かもしれませんね。

点火までの時間が長い?

こんなに石油ストーブって、点火に時間がかかったかなぁ……。

ボタンを押して点火まで約2分30秒ほどかかります。

説明書を見ても約150秒後に点火と書いています。

これは「消臭点火」をしている為に多少遅い点火となっているからです。

「消臭点火」をしない場合は約90秒の点火となっているようです。

また、「消臭点火」を設定していなくても部屋の温度が6℃以下ならば150秒の点火となるようです。

早く部屋を暖めたい時にはもどかしいかも…。

でも、点火してしまえばパワーには定評のあるトヨトミなのか、すぐに部屋は暖まります。

他の機種と比較してないのでわかりませんが、色んな情報を見て回った限り、トヨトミ製のこの機種は点火に時間がかかるようです。

臭いは僕的には耐えれない。クサイ。

また、匂いに関してですが、これはトヨトミ製は匂いが他社よりキツイという情報を知っていましたが、想像以上でした。

点火時は「消臭点火」のおかげなのかあまり気にならないのですが、消化時がとにかく臭い…。

ひどいときは焦げ臭くなおかつキツイ臭いがします。

耐えれなくなって換気扇を回すこともしばしば…

1台だけが臭かったら故障を疑ったのですが、3台とも同じくらいの臭いを放つので故障ではないようですね。

 

【裏の通風口にホコリが溜まって焦げた臭いがするのかな?と調べても問題なし】

 

点火時、消化時以外の運転中は匂いません。

ただ、臭いはあまりしない時やひどい時があるので、その時の気温や運転状況によって変わるのかもしれません。

説明書には点火後に20分間経過していないと刺激のある臭いが発生する可能性があるとのこと。

もしかすると、点火してすぐに消火したら臭いがキツイのかもしれません。

時間設定が消える

この機種は、時計を設定すると指定の時間に暖房をスタートさせるタイマー機能があります。

朝の冷えた時間帯などに、自動で部屋を暖めてくれるので有り難い機能です。

しかし、電源コードを抜くと、設定した現在時間そのものがリセットされてしまいます。

いちいち時計を合わすのが面倒くさいので、せめてコンセントを抜いても時間はメモリーしてほしかったです。

暖房時間は3時間

暖房を開始してから3時間が経過すると自動で停止します。

おそらく安全の為なんでしょうね。

これは他のメーカーや機種でも同じなのかもしれません。

以前所有していた石油ファンヒーターはどうだったっけ…?

なお、「時間延長ボタン」というのがあり、1回ボタンを押すとそれまでの時間がリセットされ3時間延長されます。

 

【時間延長ボタンは運転ボタンのすぐ左隣にある】

 

エコモードを搭載

この機種はエコモードを搭載しています。

このボタン一発で機能するエコモードにすると、灯油や電気代が節約できます。

このモードにすると部屋の温度設定は20℃になります。

20℃で寒い方はエコモードにしないほうがいいと思います。

機能自体は、20℃を超えると運転を弱めたり停止したりします。寒くなると暖房が強くなったり自動で点火したりします。

結構便利なモードですが、この機種は調子が悪ければ消火時の臭いがキツイ時があるので、このエコモード時の消火もたまに臭いときがあるのが難点です。

前年の灯油を使用しても壊れにくい

トヨトミ製のバーナーの燃焼方式のおかげなのか、前年の残った灯油を使用しても壊れにくくなっています。

ホームページにもトヨトミのバーナーは前年の残り灯油に強いと記載されています。

意外と灯油は使い切られず残ってしまうので、これはうれしいですね。

しかし、いくら前年の灯油が使用できるとしても、灯油の保管状態によっては使用はしないほうがいいと思います。

タンクは万が一の転倒でも灯油がこぼれにくい構造になっている

灯油をタンクに入れている最中にキャップを閉めてない状態でタンクを倒してしまっても灯油がドボドボとこぼれないシステムになっています。

ただ、僕は倒したことが無いし、わざと倒す勇気が無いのでこの機能は確認していません。

キャップに関しては、普通に回して取り付けたり外したりするタイプのものです。

 

 

最初のシーズンに使用した時はキャップの開け閉めをしても指は灯油で汚れませんでしたが、2シーズン目突入時には指が汚れるようになりました。

 

感想まとめ

この機種3台を使用して3シーズン目に突入して感じたことをまとめると、

 

良かったところ

  • 消費電力が少ない
  • 前年の灯油が使える
  • 作動音は静か
  • 3台を使用して3シーズン目に突入したが、まだ1台も不具合は無い

悪かったところ

  • 消火時の臭いがキツイ
  • 点火までの時間が長い
  • コンセントを抜いたら現在時刻を含めて全ての設定が消える
  • 3時間後の消火時のアラームがうるさい

となります。

 

個人的には、この機種に関してはあまり満足はしていません。

次回石油ファンヒーターを購入する時は「トヨトミ製」ではなく「ダイニチ製」の製品も使用してみたいなぁとは思います。

ただ、他の機種と並べて比較した訳では無いので、意外とこの「LC-32F」は名機なのかもしれませんね。

実際に3年目に突入して不具合は一切無いのは、トヨトミ製のバーナーのタフさの証明となっているのかもしれません。

燃焼方式が違うので、やはり長所短所がかなりわかりやすくなるのかもしれませんね。

参考になれば幸いです。

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