政府が天皇陛下から皇太子さまへの譲位を平成31年1月1日とし、同日から新元号とする方向で検討に入ったことを受け、商品などに元号を用いる業界や公的機関では対応を早くも検討する動きが出てきている。
業界団体の「全国団扇(だんせん)扇子カレンダー協議会」(東京)によると、カレンダーは毎年11月ごろから2年後の商品の印刷を始め、約1年かけて製造予定数を蓄積。昭和から平成に変わった際は、昭和天皇のご容体によって製造を止めたり再開させたりするなど対応に追われた。「スケジュールが決まっている今回は慌てることもなくなった」と担当者。それでも「印刷が間に合わないのではないか」という懸念はあるといい、早期の新元号発表を求めた。
元号表記がある運転免許証も検討が必要だ。警察庁の関係者は「有効期限が『平成31年』以降になる人は、そのまま『平成』を使用することになるだろう」。この場合、実際の元号と免許に表示される元号が異なるため、更新時期を間違えるなどの恐れも生じる。新元号の発表から30年12月31日の間に免許更新を行うケースも、「実際に迎えていない元号を免許証に表示してよいのか」といった検討が求められるという。
コンピューター関連はどうか。社会インフラのシステム開発を行う「東和コンピュータマネジメント」(東京)によると、改元によるシステムの誤作動はないとみられるが、正しく年号が表示されるよう、膨大な西暦と和暦の相互換算を全てやり直す必要がある。担当者は「昭和から平成に元号が変わったころに比べ、パソコンが生活に浸透している。作業の大変さは比べものにならない」とする一方、「その日が事前に分かったことで、ある程度の準備は可能になった」と話した。
とうとう元号が変わりますね(改元)。
昭和から平成の時はまだ子供だったんで、すんなり受け入れられたけど、中年となった今はどうなるんだろ?
最初はかなり戸惑うんだろうなぁ…
次の元号
そういや次の元号はどういう基準できまるんだろ?
調べてみたら下記のような基準がありました。
- 国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つものであること。
- 漢字2字であること。
- 書きやすいこと。
- 読みやすいこと。
- これまでに元号又はおくり名として用いられたものでないこと。
- 俗用されているものでないこと。
そうなんだ・・そんな決まりがあるんですね。
できれば、読みやすく書きやすい漢字の元号がいいですね。
過去の元号
そういえば今までどんな元号があったんだろ?
ネットで調べて記事にして書き出そうと思ったんですが、あまりにも長いので下記のwikipediaのリンクで勘弁してください (泣)
こんなにあるんですね。びっくりしました。
というか、僕はどうも元号を勘違いしていたみたいです。
その時代の天皇の在位期間で一つの元号としてるわけではないんですね。
wikipediaの資料を見てみると例外もあるみたいですが基本的に新しい天皇即位によって元号は変わっています。
しかし、明治時代までは天皇が在位中に2回3回と元号が変わっているのが多く見られます。
というか、多いどころじゃなくかなり頻繁に変わっています。
改元の理由は戦乱や大火や疫病や革命など理由は様々。
あまりいいこと無いから気分を一新して元号変えちゃえ!みたいな印象です。
僕はてっきり、その時の天皇が即位されてから次の天皇まで元号は変わらなく、天皇が崩御(亡くなる)されたらその天皇は在位されてた元号で後の歴史で呼ばれるようになると思っていました。(明治天皇とか大正天皇みたいに)
疑問に思って調べてみると、明治政府が明治に「一世一元の制」という元号を君主(皇帝、天皇、国王)の在位中には変えない制度を制定したようです。
なるほど~
確かに元号がコロコロ変わってたら近代では大変ですね。
一番短い元号と長い元号
ちなみに過去、一番期間が短い元号は
天平感宝(てんぴょうかんぽう)
749年5月4日~749年8月19日の約3ヶ月です。
短か!!
そして一番長いのが
昭和(しょうわ)
1926年12月25日~1989年1月7日の約64年です。
昭和が一番長い元号と知ったときは、なぜかうれしかったです (笑)