電子タバコのFLEVO (フレヴォ)を手に入れることができたので、使用した感想レビューをしていきたいと思います。
最近人気が出てきている電子タバコですね。
FLEVOの特徴
- タールやニコチンを一切含まない
- 健康を害する副流煙も無し
- フレーバーリキッドは、日本食品衛生法で認可された成分のみを使用。日本国内の工場で開発・製造。
- カートリッジ交換式だからリキッドの注入やメンテナンス、コイル交換が一切不要
- 長さ9.95cmのコンパクトなボディ
- フル充電時で約200回吸える
この電子タバコのシステム
プルームテックやC-Tec(シーテック)とほぼ同じシステムです 笑
iQOS(アイコス)のニコチンが無い感じかな?と想像していたのですが、スターターキットを開けて手にした印象は、JT(日本タバコ)が販売しているPlumeTec(プルームテック)にすごく似ています。
ていうか、一言で言えばプルームテックの煙草の葉を使用せず、ニコチンやタールをゼロにしたバージョンと考えていいかもしれません。
C-Tec(シーテック)とほぼ同じと考えてもいいかもしれません。
このFLEVOのプルームテックと同じシステムはアイコスと比べると格段に便利です。
アイコスと違ってヒートスティック(タバコの葉)を差し込むタイプでは無く、カートリッジを交換するタイプなのでタバコの葉のカスが出たり、掃除(クリーニング)はまったく必要ありません。
アイコスの使用した後のヒートスティックのようなゴミも頻繁にでません。
また、アイコスの場合は、ヒートスティックを一本吸える時間は6分間か14回吸うまでです。
アイコスを使用している人はわかると思いますが、アイコスは一回吸い始めると中断ができません。中断したい場合はホルダーの電源を強制的に落とすか、6分間が過ぎて勝手に電源が落ちるパターンとなります。
その場合は使用しているヒートスティックは再利用ができない為、無駄になります。
FLEVOやプルームテックは「6分間」という概念が無いため、中断が自由です。感覚的には一回吸うたびに電源が立ち上がって、すぐに消える感じですね。
また、アイコスは一本吸い終わるとホルダーをチャージャーで約5分間ほど充電しなくてはいけません。
FLEVOは、アイコスでいえばホルダーだけとなりますのでホルダーの充電やカートリッジの使用回数がすぎるまでは時間やタイミングを気にすることなく何回でも立て続けに吸うことができます。
それに、アイコスと違ってホルダーとチャージャーが分かれていません。
感覚的にはホルダーだけを持ち歩けばいい感じですね。
だから軽くてコンパクトです。
ダラダラ書きましたがアイコスで簡潔に説明すると、アイコスがホルダーだけで喫煙を好きなタイミングで吸うことができ、なおかつ喫煙の中断がいつでもできるシステムです。
スターターキット
FLEVOのスターターキットを見た第一印象は、
「ちっちゃ!」
です 笑
想像していたより箱が小さくてビックリしました。
iQOS(アイコス)とC-Tec(シーテック)のスターターキットを並べると一目瞭然。
スターターキットの内容は
FLEVOバッテリー×1
タバコフレーバーカートリッジ×1
メンソールフレーバーカートリッジ×1
USBアダプタ×1
説明書兼保証書×1
サイズ:φ8.5×99.5mm
重量:14.3g
バッテリー容量:140mAh
となっています。
ちなみにこちらが説明書です。
最初からタバコフレーバー味とメンソールフレーバー味のカートリッジが2本付いているのはうれしいですね。
スターターキットを購入したら2種類の味がすぐに楽しめます。
ちなみにUSBチャージャーだけでは充電できません。スマホなどを充電するUSB充電器が必要となりますので別途用意しなければいけません。
ま、お家で余っている充電器や100円ショップで購入したらいいと思います。
スターターキットの価格
FLEVOのスターターキットの価格は税込みで1058円。
安!!
C-Tecも安かったですが、FLEVOはアイコスのタバコ約2箱分で本体が購入できることになります。
ちなみに他の電子タバコは、
- iQOS(アイコス)
のスターターキットが旧型の定価が9980円、新型が10980円(共に税込)です。いつまでやるかわからないですが、一人一回のみ3000円OFFキャンペーンがあります。
- プルームテックは定価が税込み4000円。こちらもいつまでやるのかは未定ですがキャンペーンがあり、税込み2000円で購入できます。
- glo (グロー)は定価8000円(税込み)。こちらもキャンペーンで価格は変わるようです。
- C-Tec(シーテック)
は定価2484円(税込み)
上記の4機種と比べると、FLEVOの定価1058円はかなり安いですね。
めちゃくちゃコンパクト!
FLEVO、かなりコンパクトです。
カートリッジを装着した状態で99.5mm。
これって、普通の紙タバコのロングサイズと変わらないんですよね。
太さも、個人的にかなり細く感じたC-Tecのφ9.3に対してFLEVOはφ8.5。
若干ですがFLEVOのほうが細いです。

【左からiQOS、FLEVO、C-Tec】
FLEVOはカラーがホワイトとブラックがあるのですが、ホワイトを吸っているのを遠目で見たら普通の紙タバコを吸っているように見えるかもしれません。
かなり持ち運びに便利です。
カートリッジ
前述で、喫煙を好きな時間やタイミングや中断ができると説明しましたが、カートリッジ (アイコスで言えばヒートスティック、プルームテックで言えばカプセル)の使用回数が少なければ自由度は下がりますね。
カートリッジの使用回数や金額が高かったら、このFLEVOの本体が安くても性能が良くても意味がないです。
ちなみに、プルームテックのようにカプセル的なものが5個入っていると思っていましたが、カートリッジそのものが5本入っており、バファリンなどの薬のように一本一本包装された状態です。
カートリッジの価格
- アイコス…ヒートスティックは20本で460円(税込)
- プルームテック…カプセルは5個入りとカートリッジ1本入りで460円(税込)
- C-Tec…カートリッジは5本入りで2160円(税込)
- FLEVO…カートリッジは5本入りで1598円(税込)
1598円?!
高!!!
FLEVOとC-Tecの2機種、高!!
ま、次で説明する使用回数が多いのです。
ちなみに税抜き価格で1480円となります。
カートリッジの使用回数
- アイコス…ヒートスティック1本あたり14回吸いまたは6分間
- プルームテック…カプセル1個あたり約50回吸い
- C-Tec…カートリッジ1本あたり約400回吸い
- FLEVO…カートリッジ1本あたり約240回吸い
そうなのです。1本で240回吸えるのです。
僕はFLEVOより先にC-Tecを購入しているので理解していたのですが、この2機種はカートリッジの単価が高価な分、多くの回数を吸うことができるのです。
ではコストを実際に計算してみましょう。
1回吸うあたりの金額を計算してみました。
アイコス…14回×20本=280回
460円で280回吸えるので1吸いは、
460円÷280回=1.64円
プルームテック…50回×5カプセル=250回
460円で250回吸えるので1吸いは、
460円÷250回=1.84円
C-Tec…400回×5カートリッジ=2000回
2160円で2000回吸えるので1吸いは、
2160円÷2000=1.08円
FLEVO…240回×5カートリッジ=1200回
1598円で2000回吸えるので1吸いは、
1598円÷2000=1.33円
アイコス…1.64円
プルームテック…1.84円
C-Tec…1.08円
FLEVO…1.33円
というわけで、1吸いでのコストパフォーマンスはダントツでC-Tecが最安。
FLEVOはその次にコストパフォーマンスがいいという結果になります。
でも、上記はあくまで理論値。
アイコスはハズレのヒートスティックがたまにあって、1本まるごと吸えないことや時間的な問題で14回吸えない時もあるし、プルームテックはメーカーでは50回と言われていますが、ネット上では実際は35回や40回くらいと言われています。
なんとも言えないですが、FLEVOは240回すべて吸えると考えないと200回や150回、C-Tecも一本で400回吸えると考えないと250回から300回と少なめに考えたほうがいいかもしれませんね。
ま、考えようによっちゃ、タバコの葉を使用していない為、たばこ税がかからないから安くなって当たり前なのかな?

FLEVOとC-Tecのカートリッジを並べて比べると、FLEVOが小さくC-Tecnoほうが大きいです。


【左がC-Tec、右がFLEVO】
このサイズの違いもあって、吸える回数が400回と240回の差があるんでしょうね。
充電
FLEVOのバッテリーをUSBアダプタに装着して、USBポート充電機に刺して充電します。
USBポート充電器は付属していませんので自分で用意しなければいけません。
充電が開始すると、USBアダプタのランプが赤く点灯します。
同時にFLEVOのバッテリーも青く点灯します。
USBアダプタのランプが赤から緑に変われば充電終了です。
使用にもよりますが大体1時間30分〜2時間くらいで満充電となります。
1回の充電で約200回吸えるようです。
FLEVOバッテリーは、使用して充電容量が少なくなると先端のLEDが点灯します。
個人的に気になった部分は、システム的に仕方ないことですが、どれだけ充電できているかなどがわからないということですね。
あと、USBアダプタにはケーブルがないので伸ばして充電ができません。使用する充電器のケーブル範囲内の充電となります。
吸ってみた
充電が完了したFLEVOバッテリーにカートリッジを回して差し込んだらいつでも吸えるようになります。
僕は初めに、スターターキットに付属していたタバコフレーバーを装着しました。
では、いざ!!!
……
…………
……………
………………。
うん。やっぱり軽い。
タールもニコチンもゼロだから仕方ないかなー
やっぱタバコの葉を使わないとこんなものかな。
そして想像以上に甘い。
たばこ味というよりコーヒーガム味?
タバコ味ということなのでガツンとくる吸った感を期待してはいけませんね。
でもま、これはこれでありかな。
コーヒーガム味として割り切ったら、個人的には好きかも。
吸う力はあまり必要ありません。軽く吸えます。
煙(蒸気)の多さはC-Tecと同等か少し控えめ。
アイコスよりかは煙がでてると思います。
豊富な蒸気の影響で吸っている感覚はあります。
吸ったときにカートリッジから「ジジジッ」と音がするのは個体差なのかな?
C-Tecではあまりそんな音がしないんだけどなぁ。
また、吸うたびに先端のLEDが青く光り、吸っている感覚を作りだしています。
でも、青色より赤色のほうがよかったかも。
肝心の味は、やはりニコチンやタールが無い為、刺激は無いですね。
味の付いた熱くない蒸気を吸っているという感覚です。
次にメンソール味を試してみました。
・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・
う~ん・・
C-Tecのメンソールと比べると物足りなく感じました。
控えめなメンソールですね。
控えめな分、吸ってる感や刺激はないかも。
メンソールはC-Tecのほうが美味しく感じました。
この他にもスターターキットには含まれていませんが「ビタミンベリー」という味のカートリッジを販売しているようです。
こちらの味にはビタミンを配合しているようです。
また機会があったら試してみたいと思います。
感じたメリット・デメリット
メリット
- すぐに吸える便利さ。
- 喫煙の中断の自由が素晴らしい。
- 煙(水蒸気)の量が豊富
- 臭くない。アイコスのようなポップコーン臭は皆無
- 掃除(クリーニング)をしなくていい
- カスやアイコスのヒートスティックのようなゴミが頻繁にでない
- アイコスと比べるとコンパクトで軽い。スタイリッシュ。持ち運びは楽。
- 1本のカートリッジで400回吸えるので、カートリッジを頻繁に交換しなくていい
- タール0、ニコチン0 副流煙0
- ビタミン配合のフレーバーがある
- 本体価格が激安
- コストパフォーマンスがいい
- おもちゃ的な物を想像していたが、なかなか本格的だった。
- かなりコンパクト。持ち運びしやすい。
デメリット
- タバコ感は期待してはダメ
- 刺激は無い為、これで禁煙は厳しいかも
- コンビニでは本体もカートリッジも売っていない。通販となる不便さ。
- カートリッジの寿命がわからない。
FLEVOバッテリーでは通知しないし、実際240回も数えれない。
味が薄くなったり焦げ臭くなったのを感じてカートリッジの交換を判断しないといけない。 - 3種類のフレーバーカートリッジしかない。基本甘めなので甘いのが苦手な人は向かないかも。
- C-Tecよりも味はしっかりしてないような。
- ビタミン入りフレーバーが実際にどれだけの量を摂取できるのかわからない。
そもそも水蒸気からビタミンが摂取できるのか?
なにかしらの実験を検討中。 - スターターキットにはUSBポート充電器は付属していない。
- 軽くてスタイリッシュで細いので持ち運びしやすいが、コンパクトゆえに無くしてしまうリスクもある。
プルームテックとの互換性は?
これはどういうことかと言うと、C-Tecバッテリーはプルームテックのカートリッジを使用できるとのことらしいです。
おそらく、逆のパターンでプルームテックのバッテリーにC-Tecのカートリッジも使用できるということになります。
どちらかのバッテリーが故障したときや紛失した時に知っていると便利ですね。
ただ、あくまでネットでのレビューや口コミの情報です。
C-Tecとよく似ているFLEVOに関しては、ネジ穴がまったく合わないし、太さもFLEVOが細いため物理的に無理です。
感想まとめ
正直、知らないメーカーだし、おもちゃみたいにチャチっぽい商品だと思っていましたが、完成度が高くいい商品でビックリしました。
特に煙の量が多いので吸っている感覚はちゃんとあります。
また、一本のカートリッジが長く使用できるのもいいですね。
僕も奥さんもかなりのニコチン中毒者なので、この機種をメインで使用するのは躊躇しますが、間違いなくリピートしますしメインとして使用していってもおかしくない商品です。
ただ、よく似ているC-Tecと比べると個人的には味や質は劣るような気がします。
ただそれを補う価格の安さと本体のコンパクトさがあります。
個人的にはもっと本格的なタバコ味のフレーバーが出てほしいと願っています。
2019/03/12追記
「FLEVO+」という新しいバージョンも販売されているようです。またこの機種もレヴューする機会があれば試したいと思います。